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日本史が好きになる?歴史ブログ

このブログを見て、少しでも歴史を好きになるお手伝いができれば良いと思います。

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日本史・世界史による時代区分は解釈によって分け方が変わってくる!?

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歴史を学ぶときは流れを覚えていくと良いのですが、学校で歴史を習う時は教科書に書かれている時代区分に基づいて各単元を習うことが多いです。

 

鳴くよウグイス平安京】とか【鎌倉時代はイイクニ作ろうだよ】など学びました。

 

歴史と言うのは、日々の研究で変わっています。先述した【鎌倉時代はイイクニ】と書きましたが、現在の教科書では、イイハコ1185年】に変わっています。でも、この1185年説も色々な説の中で、一番有力だとされているだけであって、確定事項ではありません。今後の研究結果によっては、鎌倉幕府の成立年が変わるかもしれません。

 

 私たちが一般的に使っている時代区分は...

 

飛鳥時代奈良時代平安時代鎌倉時代室町時代⇒江戸時代

 

と言うのがお決まりですが、これらの時代区分を見ると、【政権の所在地】を基に区分をしている事がお分かりでしょうか?

 

その基準でいくと、江戸時代以降は【東京時代】と呼ばなくてはいけませんが、実際に明治以降は天皇の名称をそのまま時代に当てはめています。よって、この時代区分は明確な基準を持っているわけではなく、単に便宜的に用いられているに過ぎないのです。

 

戦後、業界では【共通の時代区分を設定】と言う動きがあり、以下のものが学界で採用されました。

 

5区分法=原始→古代→封建→近世→現代

 

こちらは、歴史の変化・発展法則を基に出てきた概念で、現在の学界では常識化されています。政治・経済・文化などの諸要因がつながりあっており、社会構成の特質が基準となっています。

 

では、この5区分を詳しく説明していきましょう。

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日本史での歴史5区分

原始

この区分は、旧石器・縄文、弥生さしかかりあたりまでの時代です。

原始は、まだ身分・階級差がない原始共同体の社会です。3世紀前後の邪馬台国などによる国家成立を機に古代に移行していきます。冒頭に弥生期のさしかかりと書きましたが、【クニ】と呼ばれる政治的まとまりによる貧富の差の争いが弥生期には既にみられたことから、弥生期は古代の始まりと言う意見もあるようです。

 

古代

古代は3世紀の弥生時代くらいから12世紀の鎌倉幕府成立までの時代を指してます。

日本と言う国を作るための土台ができた時代です。この時代の最大の特徴は、政治と文化ができます。仏教を国の運営に取り入れようとしたのもこの時代、聖徳太子が冠位十二階や十七条の憲法で豪族達をまとめたのも古代の出来事です。

その後、貴族が律令国家を作り上げ、部民という言葉に代表されるような隷属民を支配していた時代です。

 

封建

この時代は、封建制度が国家や社会が基盤となった頃です。

封建制とは、君主が家臣に対してその領地支配を認めて、官位等を与えて、臣従を義務づける社会制度のことを言います。鎌倉幕府成立から江戸幕府滅亡までの武家政権があった時代のことを指します。

しかし、封建制度が完成されたのは、織豊政権以降であるとして、安土桃山時代以降が封建時代と言う考えがあるようです。

 

近代

ここでのキーポイントは【資本主義】で、近代を語るにはこの資本主義を抜きにしては語れないほど重要な言葉です。

しかし、この時代の始まりをどこに置くのかは、日々論議されており、最近では外的要因が加わったとされる開国期から始まったと考える見方が有力です。実際に、山川出版社の日本史の教科書にも採用しています。

 

現代

私たちが生活している現代も資本主義であるため、近代との境目が曖昧ですが、一般的には太平洋戦争後の時代を現代としています。

日本がアメリカ側に属して民主化を遂行し始めた時点からと言うことになります。

要するに、資本主義に加え【民主主義】と言ったキーワードが加わります。

 

 

わたし達のなじみ深い時代区分○○時代、学界で統一した基準にしてもその始まりと終わりは一定するモノではありません。

江戸幕府を滅ぼした明治政府でさえ、江戸時代のシステムをかなり受け継いだ事に分かるように、社会の中が急に180度変わるということはあり得ないのです。

 

 

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世界史での歴史区分

日本史での5区分は、ヨーロッパの歴史区分【古代】【中世】【近代】が元になっています。

 

古代は【帝国】の時代で皇帝が治めてい時代で、ローマ帝国が崩壊するまでの頃を指します。中世は、帝国が崩壊していき大小の領主が個々に土地を治めていた時代で、日本で言う封建制の時代です。そして、中央集権【国民国家】【絶対王政と言うものが成立し始めるのが近代です。

 

しかし、時代が進むにつれて近代が長くなってしまったため、王様が退場した【民主主義】が始まった時代を【現代】と言うことで区分が増えました。

 

これらを日本史に当てはめると、

 

  1. 古代⇒平安時代まで
  2. 中世⇒鎌倉時代~江戸時代
  3. 近代⇒明治維新
  4. 現代⇒第二次大戦終了~

 

となりますが、

などと言う意見があり、日本仕様に【近世】と言う区分ができました。

 


近世は「統一国家の成立」によって始まるのですが、これが織田信長から始まるのか、豊臣秀吉が天下統一した時点なのか、この考え方はいくつかの解釈があります。

この「近世」という用語が江戸時代用に発明されたようですから「近世=江戸時代」と考えても良いかと思います。

 

 

 

最後に…

時代区分とは研究する人の解釈によって変わるので非常に曖昧なのです。

この時代区分というのは歴史を理解するための手段で、歴史を理解すべき内容を示すためのものくらいで押さえておいた方が良いかもしれません。

この歴史の時代区分自体を勉強する事で、歴史を多方面に考察することができ、結果歴史を点ではなく線で学ぶことができるのではないかと思っています。