日本史が好きになる?歴史ブログ

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わかりやすい日本のお金の歴史のながれ

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現在の日本のお金は、4種類の紙幣と5種類の硬貨があり私たちは当たり前のように使用していますが、ここに至るまで長い歴史をお金と言うものは歩んできました。

古代のお金の代表格に、和同開珎や天正小判と言う名前が思い浮かびますが、日本で最初のお金が誕生して以来、どのような歴史を流れていったのかは、よくわかりません。

 

今日は、そんな日本のお金の歴史を見てみましょう。

 

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日本におけるお金の起源とは?

現在、の本では紙幣と硬貨に分かれています。

日本で硬貨が出始めたのは、【無文銀銭】だと言われています。以前までは、708年の発行された【和同開珎】が日本初の硬貨として有名でしたが、この【無文銀銭】の発見で、日本最古の硬貨として教科書の一部が書き換えられました。

 

富本銭と言う和同開珎より古い硬貨もあったが、発掘例が少ないことや、用途が【まじない用】として使用され、和同開珎のように貨幣として使用されていないとする意見があることから、現在も論争が繰り広げられています。

 

和同開珎は、奈良~平安時代に発行された硬貨の通称【皇朝十二銭】と呼ばれるものの一つです。

ちなみに皇朝十二銭とは、708年の和同開珎に始まり、

 

  1. 和同開珎       708年(和銅元年
  2. 万年通宝(萬年通寳) 760年(天平宝字4年
  3. 神功開宝(神功開寳) 765年(天平神護元年
  4. 隆平永宝(隆平永寳) 796年(延暦15年
  5. 富寿神宝(富壽神寳) 818年(弘仁9年)
  6. 承和昌宝(承和昌寳) 835年(承和2年)
  7. 長年大宝(長年大寳) 848年(嘉祥元年)
  8. 饒益神宝(饒益神寳) 859年(貞観元年)
  9. 貞観永宝(貞観永寳) 870年(貞観12年)
  10. 寛平大宝(寛平大寳) 890年(寛平2年)
  11. 延喜通宝(延喜通寳) 907年(延喜7年)
  12. 乾元大宝(乹元大寳) 958年(天徳2年)

 

となっています。

 

 

この皇朝十二銭唐の貨幣制度をまねて、平城京の建設目的をかねて制定されましたが、機内以外での地域ではあまり流通しなかったことや、当時の国を治める人たちが、貨幣や経済について理解していなかったため、制度がうまく行かずに、やがて国内の硬貨の発行は停止されました。

 

 

中世から近世における日本のお金の歴史の流れ

中世以前に唐の貨幣制度をまねて制定はしてみたものの、国内に硬貨の流通が一部地域に限定されてしまったことにより、中世以降になると以前のように物々交換などによって経済活動が行われるようになります。

 

しかし、平安末期の平清盛の時代に日宋貿易が盛んになり、国内に大量の宋銭が持ち込まれます。これによって、日本国内には、宋から持ち込まれた大量の貨幣が流通するようになりました。その後も、中国を由来とする元銭、明銭と言った貨幣が輸入されていました。

 

室町末期になると、戦国大名が力をつけ始め、各大名は独自の貨幣を作るようになります。例えば、武田信玄は【甲州】と呼ばれる、初めての金貨を作りました。豊臣秀吉も、冒頭で書いた【天正小判】と言う世界で一番大きい金貨を作りました。

江戸時代になると、幕府が統一した硬貨の発行を行いました。

 

 

日本の貨幣制度は江戸時代で完成!

江戸時代になると、金・銀・銅の三貨制度が定められて、全国で貨幣制度が統一されました。1606年に幕府によって制定された慶長通宝は、皇朝十二銭以来の時の権力者が定めた通貨されてます。1636年に寛永通宝の鋳造をはじめ、これは幕末まで使われます。

 

この時代には、紙幣も誕生します。1610年に伊勢で発行された山田羽書(はがき)が現存している日本最古の紙幣と言われています。郵便で使われるはがきとは違うはがきです。この羽書は、幕府が発行した銀貨と交換が可能でした。また、藩がその領地内だけで流通することが可能とした【藩札】を発行したり、江戸幕府の旗本が発行した【旗本札】と呼ばれる紙幣も各地で発行されるようになります。

 

 

 

明治時代以降のお金の歴史の流れ

明治時代に入ってからは、お金の主役は貨幣から紙幣に移り変わります。また、この時代には政府による紙幣を初め、銀行による銀行券も発行されるようになりました。

当初銀行券は、金貨や銀貨と交換できる【兌換紙幣】と呼ばれるものでした。しかし、1931年に金の輸出が禁止されて銀行券は金貨などと交換できない現在のような【不換紙幣】へと変わっていきます。

 

1871年に定められた条例により、円・銭・厘の通貨単位は、今に至るまで活用されています。現在使われている、1円玉や100円玉と言った硬貨が制定されたのは、戦後の事で500円玉に至っては、昭和57年まで500円札と言った紙幣が使われていました。

 

そして、1000円、5000円、10000円と言った紙幣が次々と発行されることになります。

 2000年には、2000円札が発行されました。


近年では、現物のお金より電子マネービットコインと言ったIT技術を活用したお金の存在も見られるなど、日本におけるお金の歴史は今後も発展を見せそうです。

 

 

お金の歴史年表

  • 683年日本書紀の記載に、銭貨が使用された最古の記録が見られる
  • 708年最初の皇朝十二銭である『和同開珎』が発行される
  • 958年最後の皇朝十二銭である『乾元大宝』が発行される
  • 1161年平清盛によって博多が整えられ、日宋貿易が促進されるこれ以降、中国から輸入された貨幣が日本中で流通する
  • 1537年~1562年島根県にある石見銀山を巡って、戦国大名同士の闘いが勃発する。大内氏、尼子氏が争う中、最終的には毛利氏が銀山を手中に治める。
  • 1567年武田信玄によって『甲州金』が鋳造される。
  • 1588年豊臣秀吉の命により『天正大判』が発行される。
  • 1606年江戸幕府によって『慶長通宝』が発行される。
  • 1610年伊勢国(今の三重県)で、日本最初の紙幣『山田羽書』が発行される
  • 1636年江戸幕府が『寛永通宝』の鋳造を開始する
  • 1661年福井藩が初の藩札を発行する
  • 1854年アメリカとの間に日米和親条約が締結され、開国が行われる。これによって日本から多くの金が流出する。
  • 1868年明治政府が『太政官札』を発行する。
  • 1871年明治政府の条例により、通貨単位として「円」が制定される。
  • 1885年日本銀行が、日本銀行券の発行を開始する
  • 1899年紙幣が日本銀行券に統一される
  • 1932年金の輸出が禁止され、不換紙幣が発行される。
  • 1945年最初の千円券が発行される。
  • 1953年貨幣単位「銭」が廃止され、単位が「円」のみとなる。

 

 

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