日本史が好きになる?歴史ブログ

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縄文時代とアスファルト 【縄文時代の暮らし】

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上の地図は、原油の算出していた(いる)分布図ですが、見てもらえると分かるように、北日本を中心に原油を算出していることが分かります。

 

生産量はともかく、過去にさかのぼってもこれらの地域で原油が発掘されていることが研究でわかっています。

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例えば日本書紀には、越の国(現・新潟県)では、

近江大津宮に燃える水(原油)と燃える土(天然アスファルト)が献納されたと記載されている

という(https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt/72/5/72_5_411/_pdfより)。

 

ちなみに、天然アスファルトとは

自然に存在する原油の軽質分が蒸発してアスファルト分が残ったもの

と考えられているそう(一般社団法人日本アスファルト教会)。

 

さらに遡って縄文時代では、天然アスファルトを使って石鏃(弓矢の矢じり)・石匙と矢柄・柄や紐などとの接着剤として使っていたりひび割れを天然アスファルトで修復した土器が出土しており、以外にもかなり古い時代から使われているのが分かる。

 

正確な時期としては縄文時代中期の初めごろと言われており、上の例以外に『装飾品』や『土偶の目』『特殊な容器の化粧塗り』といった幅広い用途に使われる。

 

また、天然アスファルトは何処で使われていたかというと、北海道南西部から東北一円、さらには北陸・北関東とこちらも広い範囲で使っていたことが確認されている。原油の産出しない場所でも存在していることから交易が盛んであったことが伺える。

 

 

交易が盛んに行われてきた証拠として良く上げられるのは黒曜石だが、こちらもそのうち記事に取り上げようと思う。

 

参考書籍:『考古学の世界①北海道・東北』 株式会社ぎょうせい 平成5年4月10日